<農産物や海産物の加工技術>能登では、旬にとれた農産物や海産物を長期間保存するための生活の知恵が今も受け継がれている。里山里海のめぐみを美味しく保存し、安全に食する方法は、先人たちの知恵の蓄積である。冷蔵や缶詰の技術がなかった時代、人々は食品の保存に知恵を絞ってきた。食品を長期保存する方法は、@乾燥させる A漬ける B発酵させる の3種類に大別される。また、これらを組み合わせる方法もある。塩や調味料に漬けるのは、塩分濃度を高めることのほか、発酵により生成する乳酸やアルコールの保存効果も利用するためである。 ・乾燥する技術(ナマコ、ころ柿(干し柿)、もみいか、灰干しわかめ、海ぞうめんなど)・漬ける・発酵する技術(能登杜氏、能登ワイン、なれずし、かぶらずし、いしる(いしり)、巻鰤、こんかいわしなど)
<伝統工芸や伝統技術>・伝統工芸(輪島塗、能登上布)・里海の伝統技術(揚げ浜式製塩)・里山の伝統技術(炭焼き)
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