世界農業遺産活用実行委員会では、能登地域の小学生が実施している生きもの調査の取り組みを多くの方に知っていただくため、自分たちが実施している生きもの調査の取組を発表する動画を作成しました。地元の田んぼや農業用水路などでの生きもの調査を通じて、能登の小学生たちが気づいたこと、考えたことを多くの方と共有し、世界農業遺産「能登の里山里海」の保全について考える機会になればと思います。
○能登町立小木小学校(3年生)
・「1年間の里海活動で学んだこと」Aチーム
・「1年間の里海活動で学んだこと」Bチーム
(担任:佐藤里香先生の感想)
きれいな海に囲まれ、豊かな自然の中で生活している小木っ子。しかし小木地区に川はないため、川に入る経験は少なく、川での生きもの調査は、少し怖がりながらも、海との違いに興味津々な様子でした。川の生きものについて知ることで、海と川が繋がっていることを再確認することができました。子ども達にとっていい機会になったと思います。
2年時には海の生きものを、3年時には川の生きものを教室で飼育しました。この経験を活かし、海と川の生きものを大切にし、ふるさと小木に愛着を持って、これからの学習を進めていくことを願っています。
○七尾市立中島小学校(6年生)
・「令和4年度 中島小学校生きもの調査報告」
(担任:佐原友郎先生の感想)
今回の生きもの調査の取り組み報告は、中島小学校の周辺地域には豊かで多様な生物が生息する森・川・海があるという自分たちが調査してわかったことを、子どもたちの発信したい気持ちに沿って発表することができた、とても良い機会となりました。
「総合的な学習の時間」で、SDGsについて環境学習と関連付けて1年間学習してきましたが、能登の里山里海を大切にしたい気持ちを、他人事ではなく「守っていくのは自分たちなのだ」と自分事として捉え、これからも能登の里海里山を大切に守っていってほしいと欲しいと思います。