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【報告】平成28年3月13日(日):世界農業遺産スタディツアーin輪島市を開催しました
石川県、能登4市5町、関係団体で構成する世界農業遺産活用実行委員会では、平成23年度から世界農業遺産「能登の里山里海」の魅力を体験し、学ぶためのスタディツアーを企業とともに実施しています。 18回目となる今回は、アサヒビール株式会社とともに下記のとおり輪島市で実施しました。
◆醤油醸造所見学・直売(谷川醸造) 日本の食卓には欠かせない醤油、全国でその土地の食文化に合わせた醤油が作られていますが、輪島市でも地元に根差した醤油造りが行われています。今回見学した谷川醸造では輪島市民おなじみの濃口醤油「サクラ醤油」が主に醸造されています。原料となる大豆は珠洲市産で今では珍しくなった木樽で醸造している光景に、参加者からは感嘆の声が聞かれました。
◆いしる鍋を作って食べよう! 日本三大魚醤の1つである、奥能登の「いしる」を使い、地元食材でいしる鍋を作ってお昼に味わいました。 講師に地域活動栄養士の沖崎さんをお招きして指導して頂きました。ご飯は地元で作った能登ヒカリとコシヒカリの食べ比べができ、デザートには輪島の冬の名物である水羊羹と、沖崎さん手作りの能登かぼちゃプリン、能登かぼちゃパウンドケーキも登場し、地元食材たっぷりの昼食となりました。
◆大沢町の間垣見学 外浦に面する大沢町では冬の厳しい季節風から家々を守るために、集落の周囲に「間垣」とよばれる。垣根を昔から張り巡らせて来ました。地元ボランティアガイド「あかりびと」の山田さんの案内で、間垣や大沢町の歴史、連続テレビ小説「まれ」のロケのお話などを交えて楽しく地域の人々の知恵と暮らしについて学びました。
◆行者にんにく栽培見学・試食、雪割草展示・直売 輪島市門前地区では地域特産化を目指して行者にんにくの栽培の取組みが始まっています。栽培品種ではなく、地元に自生する野生種から種を採取し、苗を地元の農家等に配布して生産拡大に取組んでいます。そんな特産化を目指す行者にんにくの加工品としてパスタソースやおやき等の加工品も開発しており、今回は、これらの試食もさせていただきました。 あわせて輪島市の花にもなっている雪割草の展示・直売、雪割草の栽培に取り組む山崎さんにもお越しいただき、雪割草の魅力や栽培方法について教えて頂きました。様々な品種の雪割草に参加者からは歓心の声が聞かれました。
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