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【報告】平成27年9月27日(日):世界農業遺産スタディツアーin七尾市を開催しました
石川県、能登4市5町、関係団体で構成する世界農業遺産活用実行委員会では、平成23年度から世界農業遺産「能登の里山里海」の魅力を体験し、学ぶためのスタディツアーを企業とともに実施しています。 16回目となる今回は、アサヒビール株式会社とともに下記のとおり七尾市で実施しました。 ◆能登島・里海の磯体験(塩づくり見学/タコすかし漁体験) 能登島長崎地区では「能登島自然の里ながさき」の皆さんの指導のもと、塩作りの見学とタコすかし漁体験を行いました。 かつては能登島でも製塩業としての塩作りが行われていたことから、「能登島自然の里ながさき」では当時の作り方(平釜式)を再現し、イベントなどで塩作りをしています。タコすかし漁体験ではタコを捕まえることのできた方は2名だけでしたが、地元の方が目の前で調理して下さったタコの塩ゆでやアオリイカの天ぷら、シタダミの塩ゆでを試食させていただき、里海を満喫することが出来ました。 ◆昼食「地産地消!島ごはん」 能登島地域づくり協議会では地域づくりにつながるイベントの拠点として、閉所となった保育所を有効活用しており、地元の女性グループ「すみれ会」がコミュ二ティカフェを毎週土曜の昼に開き、地元の方をはじめ、島外の方にもお昼ご飯を提供しています。 この日は日曜日でしたが、特別にお昼ご飯を準備していただきました。山栗のご飯やアジのつみれ汁、タコの田楽、タココロッケ、金糸瓜の酢の物、煮しめなど、ほとんどが島の食材で作っているということで島の恵みを満喫できる昼食となりました。
◆七尾市一本杉通り散策 一本杉通りは500年以上の歴史があり、今も城下町であった面影を残す趣ある商店街となっています。 地元ボランティアガイド「はろうななお」のガイドさんの案内で、約400mの商店街を散策しました。 道中の呉服屋さんで鮮やかな花嫁のれんを見学させていただいたり、光徳寺さんの立派な山門をくぐったりと、普段はなかなか訪れる機会のない場所だけに、皆さん、楽しく散策されていました。 ◆海藻おしば作り体験 一本杉通りで昆布をはじめとした海産物加工品を販売している「しら井」の白井さんを講師にお招きし、海藻おしば体験を行いました。 まず初めに海藻が海の中で沢山の二酸化炭素を吸収していることや、魚たちの保育場所として大切な場所であることを教えてもらったあと、白井さんが集めた様々な海藻を使っておしばを制作。色とりどりの海藻で作るおしばはまるで海の中を覗いているような出来栄えに、1週間後の作品完成が楽しみです。 ◆のと鉄道「のと里山里海号」の旅 本日ラストの体験は4月に運行を開始したばかりの観光列車「のと里山里海号」の乗車体験。 外観は里海の青、内装には田鶴浜建具や輪島塗がふんだんに使われ、全体的に木目調となっており、ゆったりとした内装となっています。 のと鉄道の職員で軽妙な語りが大人気の山崎さんに今回、特別にガイドをしていただきました。車窓からの風景や沿線の歴史などを笑いを交えながらの紹介していただき、あっという間に終点の穴水駅に到着。里山里海を走りぬける楽しいひと時となりました。
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