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【報告】平成27年3月22日(日):世界農業遺産スタディツアーin穴水町
石川県、能登4市5町、関係団体で構成する世界農業遺産活用実行委員会では、平成23年度から世界農業遺産「能登の里山里海」の魅力を体験し、学ぶためのスタディツアーを企業とともに実施しています。 14回目となる今回は、アサヒビール株式会社とともに下記のとおり穴水町で実施しました。 ◆牡蠣水揚げ体験 川を通じて里山から流れ込む栄養が豊富な七尾湾に面している穴水町は日本海側有数の牡蠣の産地となっています。 当日は牡蠣の養殖業を営む松村水産の松村さんから牡蠣の養殖方法や養殖している牡蠣の特徴、水揚げから出荷までの行程などを教えてもらい、実際の水揚げや牡蠣剥きの作業を体験しました。 牡蠣がお店にならぶ状態になるまでの作業の大変さに参加者はとても驚いたようです。 ◆能登中居鋳物館見学 明治初期まで穴水町中居周辺で繁栄していた中居鋳物に関する資料を展示している能登中居鋳物館を保存会会長の小泉さんに案内していただきました。 かつては、北前船が入港するなど中居の交易品として重要な産品であるとともに、茶釜の鋳造などお茶文化普及の立役者であることや、輪島、珠洲等で作られる揚げ浜式製塩の塩釜にも使われてるなど、多くの文化、産業を支えた産品であったことに多くの参加者の関心が集まりました。 ◆中居さとりの道散策 能登中居鋳物館から続く中居さとりの道には多くのお寺が並び、苔むした細い小道の両脇には木立が茂る静かな散策路となっています。ボランティアガイドの穴水町ふるさと案内人の会の皆様のガイドのもと、散策しました。 また、途中のお寺の境内からは中居の町並と山並み、そして海が一望でき、まさに里山里海といった光景にしばし見入るひと時となりました。 ◆ミスズライフ能登工場見学 昨年、穴水町に進出したばかりのミスズライフ能登工場で副社長の大田さん、工場長の北澤さんよりブナシメジの生産工程や、ミスズライフの環境取組についての解説や工場内の見学をさせていただきました。 初めて見るブナシメジの栽培方法や大規模な生産施設、菌床を有機肥料として再利用する環境に配慮した取組など、農業の新しい形に参加者の皆さんは興味が尽きないひと時になりました。
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