HOME>ニュース・イベント情報>【報告】世界農業遺産スタディツアーin珠洲
【報告】平成26年8月30日(土):世界農業遺産スタディツアーin珠洲
石川県、能登4市5町、関係団体で構成する世界農業遺産活用実行委員会では、平成23年度から世界農業遺産「能登の里山里海」の魅力を体験し、学ぶためのバスツアー(スタディツアー)を企業とともに実施しています。 11回目となる今回は、ユニー株式会社とともに下記のとおり珠洲市で実施しました。 ◆能登半島里山里海自然学校 赤石博士の講義 能登半島里山里海自然学校では海を一望できる屋上から、赤石博士による「能登の里山里海」の説明を受けました。 天候にも恵まれ、気持ちのよい潮風を受けて聞く青空教室はとても気持ちのよい講義となりました。 ◆里山里海食堂 「へんざいもん」での昼食 能登半島里山里海自然学校の中にある里山里海食堂「へんざいもん」では地元食材をたっぷり使った昼食をいただきました。「へんざいもん」というのは漢字では「辺菜物」と書き、家の周りで採れるものという意味だそうです。 メニューはひじきご飯やミョウガの味噌汁、芋づるのきんぴら、金糸瓜の酢の物などが並びました。 ◆禄剛埼灯台の見学 能登半島の最先端に位置する禄剛埼灯台は、能登半島の沖を航行する船舶にとっては非常に重要な灯台で、明治時代にイギリス人の設計で作られた歴史ある灯台です。灯台の周辺は芝生広場となっており、参加者は思い思いに 灯台との記念撮影や能登の里海の風景を眺めて楽しみました。 ◆道の駅 すず塩田村での揚げ浜式塩作り見学・体験 国内では唯一、能登半島に残る「揚げ浜式製塩法」での塩作りの説明を受けたあと、塩田で海水を撒く作業を体験しました。塩田に均一に海水を撒くのはコツがいるようで、浜士から教わりながら体験しましたが、上手に撒くのは難しかったようです。塩作りの段階によって濃度の異なる塩水や副産物のニガリの味見もすることができ、初めての体験に参加者は驚きの連続でした。
|