○結城 登美雄氏(民俗研究家・東北大学院非常勤講師)
山形大学人文学部卒業後、広告デザイン業界に入る。1980年代後半から宮城県気仙沼市唐桑町の地域おこしに携わる一方、仙台市で地域の人々と埋もれた地域資源の発掘に取組む。
この活動を通じて「地元学」を提唱、実践。その後、地元学は、地域づくりの実践手法として、全国的に展開されるようになる。
地元学、食の文化祭の地域づくり活動により、平成10年「NHK東北ふるさと賞」、平成17年「芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)」、平成23年「第61回河北文化賞」。
○濱 博一氏(株式会社アスリック代表取締役、石川県地域づくり協会専任コーディネーター)
「石川新情報書府」「石川産業創出デジタルネット」「能登空港」関連事業を始めとして、年間約90万人を集客する「能登食祭市場」の構想立案・事業開発に従事するなど、地域に根ざしたシンクタンク・ドゥタンクとして活動する一方、石川地域づくり協会のコーディネーターの経験を活かして全国の活動現場を支援。
また、民間企業における起業活動全般を支援するコンサルタントとしても活躍。石川県市町村職員研修所で講師も務めている。
○多田 寛子氏(春蘭の宿女将)
宮地・鮭尾地区の有志7名とともに、農家を改築した民宿での田舎暮らし体験でまちおこしを目指す「春蘭の里実行委員会」を設立。平成9年より農家民宿「春蘭の宿」を始めた。食事は地産地消にこだわり、春蘭の里でとれる食材を使った郷土料理を提供している。
また、農村体験も実施するなど、訪れた方に 能登の魅力を余すことなく伝えるために尽力している。平成20年農林漁家民宿おかあさん100選に認定。
○鳥居 正子氏(鳥居醤油店店主)
七尾市の一本杉通りにある町屋、国の登録有形文化財になっているお店です。醤油の原材料である大豆(珠洲市)小麦(中能登町)は能登産の物。化学調味料、保存料を使わず、安心して食べれる醤油作りを古い道具を使い、もろみ蔵の杉桶に2年以上熟成させて、全てを手仕事。小さな小さな醤油屋の女将です。
平成25年、一本杉通振興会会長。
○萩の ゆき氏(まるやま組主催、萩野アトリエディレクター)
東京都生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒。三菱地所ホーム株式会社勤務後夫萩野紀一郎と渡米。帰国後設計事務所、萩野アトリエ設立。東京アメリカンクラブ、西町インターナショナルスクール講師などをへて能登へ移住。自宅セルフビルドの傍ら子どもと暮らしまわりの雑貨や能登の農林水産物の商品開発、デザインを手がける。
金沢大学能登里山マイスター取得を機にサステナブルな生き方を考える土地に根ざした学びの場「まるやま組」を自宅で住み開きしながら主催。
○室谷 加代子氏(農家レストランむろたに代表)
平成11年富来町に男女共同参画推進委員会を立ち上げる。啓発活動として、地元で収穫された食材を使った男性のための料理教室をボランティアで始める。平成17年から農家レストランむろたにを開き、自家製米、山菜、魚介や能登牛などの地元の食材を使った料理を提供。
平成21年「全国農産漁村女性 チャレンジ活動優良賞」、平成21年「地産地消の仕事人」、平成22年「NPO日本食育インストラクター」。
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