石川県、能登4市5町、関係団体で構成する世界農業遺産活用実行委員会では、平成24年度から世界農業遺産「能登の里山里海」において、地域を支え、暮らしに根差した生業や祭礼、能登の暮らしの中で育まれた知恵や技術を次世代へ継承することを目的として、地元の高校生が地域の名人にインタビューした結果をレポートに書き起こす「聞き書き」を実施して参りました。
今年度は、この事業をさらに発展させ、能登地域の高校生が実際の「生業体験」を通じて、能登の良さや素晴らしさに直接触れることで、将来、地域の担い手となるきっかけづくりを図る事業をスタートさせました。
この度、事業の活動報告書を掲載しましたので、どうぞご覧ください。
令和元年度 「のと里山里海×高校生 未来の仕事プロジェクト」活動報告書のダウンロード
■活動報告書(全文)ダウンロード(PDF 55.4MB)
■ 実 施 日 令和元年8月1日(木)、2日(金)【1泊2日】
■ 開 催 地 能登地域(珠洲市、能登町)の各所
■ 参 加 者 能登地域の高校生
■ 日 程
8月1日(木)
場 所 |
内 容 |
金沢大学能登学舎
(珠洲市)
大野製炭工場
(珠洲市)
木ノ浦ビレッジ
(珠洲市)
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ガイダンス・講義など
世界農業遺産「能登の里山里海」について
能登里山里海マイスターの取組について
「へんざいもん」にて昼食(食材や取組について説明)
窯からの炭出し体験など
材料となるクヌギ植林を通じた持続可能な生業・地域づくり、
今後の目標などについて説明
マイスター修了生など地元の若手実践者との交流会と初日の
振り返り
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8月2日(金)
場 所 |
内 容 |
べジュール農園
(珠洲市)
小木漁港、小木活性化センター
(能登町)
九十九湾観光船上野
(能登町)
のと海洋ふれあいセンター
(能登町)
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農園での収穫体験など
能登という地域特性を活かした農法や地域に貢献できる
農業人材の育成について説明
イカを活用した地区の交流人口拡大と観光振興への取組や
能登の里海の希少性を説明
能登内浦の代表的な景観である九十九湾を観光資源として
活用している取組を説明とともに体験
今回のプログラム全体を通しての振り返り(地域に対する
意識の変化)・感想などを参加者全員が発表
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