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会議の概要
(1)主 催:石川県、農林水産省、国連食糧農業機関(FAO)、国連大学サステイナビリティ高等研究所、能登地域GIAHS推進協議会
(2)共 催:新潟県、佐渡市
(3)日 程:令和3年11月25日(木)〜11月27日(土)
(4)場 所:石川県七尾市和倉温泉「あえの風」
(5)参加者:約200名(うち海外参加者14カ国19名)
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策により、会場内の人数を制限し、 現地及びオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
(6)内 容:
<1日目> 11月25日(木)
○開会式(12:45〜13:30)
○ハイレベルセッション(13:30〜15:30)
○分科会1、2(16:00〜19:00)
○関連行事
・世界農業遺産国内認定地域連携会議(16:00〜17:00)
・世界農業遺産に関心を有する国の駐日大使と谷本石川県知事との懇談(17:00〜17:45)
・チューFAO事務局長と谷本石川県知事との懇談(18:00〜18:20)(非公開)
<2日目> 11月26日(金)
○分科会3(9:00〜12:00)
○記念シンポジウム(13:00〜15:20)
○クロージングセッション(15:30〜16:30)
・ユースセッション(GIAHSユースサミット)(9:30〜15:00)
・世界農業遺産に関心を有する国の駐日大使と地元農業者等との懇談(10:00〜10:45)
○石川県主催行事
・討論会「GIAHS地域における土地利用の多様化」(9:00〜11:00)
<3日目> 11月27日(土)
・エクスカーション(8:30〜16:00)
結果概要
(1)開会式
主催者を代表して谷本石川県知事ら4名が挨拶し、開会しました。また、谷本石川県知事が「世界農業遺産『能登の里山里海』を未来の世代へ」というテーマで基調講演を行いました。
(2)ハイレベルセッション
世界農業遺産の取組を通じて、地球温暖化の防止や生物多様性の保全等、世界的な課題の解決にどのような貢献ができるかについて議論が行われました。
(3)分科会
分科会では、「経済」、「社会」、「環境」の3つのテーマについて、それぞれ世界農業遺産認定地域の関係者らが事例発表等を行いました。
(4)記念シンポジウム
「世界農業遺産認定後10年の取組と成果、今後の展望」をテーマに、講演やパネルディスカッション等が行われました。
(5)クロージングセッション
(ア)分科会報告、能登コミュニケ2021採択
2日間にわたって開催された3分科会の報告の後、認定地域間の連携促進や認定を目指す開発途上国の地域への支援等を求める「能登コミュニケ2021」が採択されました。
(イ)ユースセッション報告、GIAHSユース宣言
ユースセッションに参加した各学校を代表する高校生5名が登壇し、セッションの報告と、セッションで取りまとめたGIAHSユース宣言の発表を行いました。また、セッションに参加した世界農業遺産に関心を有する国の駐日大使(ブルキナファソ、セネガル共和国)、駐日臨時代理大使(ペルー共和国)が、それぞれ会議に出席した感想、世界農業遺産への思い等について、発言しました。
(6)関連行事
(ア)世界農業遺産国内認定地域連携会議
国内の農業遺産認定地域の連携をさらに強化するため、国内の世界農業遺産認定地域と日本農業遺産認定地域が、一堂に会して開催されました。
(イ)世界農業遺産に関心を有する国の駐日大使と谷本石川県知事との懇談
谷本石川県知事は、ブルキナファソ、セネガル共和国の駐日大使、ペルー共和国の駐日臨時代理大使と懇談し、石川県の取組について紹介したほか、各国の抱える課題について意見を交わしました。
(ウ)チューFAO事務局長と谷本石川県知事との懇談(非公開)
国連食糧農業機関(FAO)のチュー事務局長と谷本石川県知事はオンラインで懇談し、チュー事務局長からは、これまでの石川県の取組に対する謝意等が述べられたほか、谷本石川県知事からは、「いしかわ世界農業遺産国際貢献プログラム」の拡充とさらなる国際貢献への決意が表明されました。
(エ)世界農業遺産に関心を有する国の駐日大使と地元農業者等との懇談
ブルキナファソ、セネガル共和国の駐日大使、ペルー共和国の駐日臨時代理大使は、能登町の「春蘭の里」を訪れ、地元農業者等の3名と懇談しました。
(オ)ユースセッション(GIAHSユースサミット)
能登や佐渡等の次世代のGIAHSを担う高校生・大学生によるグループディスカッションや発表が行われました。
(7)石川県主催行事:討論会「GIAHS地域における土地利用の多様化」
本討論会では、農村の過疎化・高齢化が進行する中、無秩序に耕作放棄地が拡大しない持続可能な農業・農村を実現するため、多様な土地利用のあり方について議論を展開しました。
※詳細については、こちら(県里山振興室ホームページ)をご覧ください。
(8)エクスカーション
能登各地域の農林水産業と文化を紹介するとともに、「能登の里山里海」の魅力を直に感じてもらうエクスカーションを行いました。
※エクスカーションのコース等詳細についてはこちら(PDF:2.64MB)をご覧ください。
[参 考]
・世界農業遺産国際会議2021 記念誌 (PDF 102.17MB)
・世界農業遺産国際会議2021 当日プログラム (PDF 7.61MB)
・世界農業遺産に関する能登コミュニケ2021 (PDF 130KB)
・GIAHSユース宣言 (PDF 1.08MB)
・世界農業遺産「能登の里山里海」認定10周年記念動画 https://www.youtube.com/watch?v=iMtE9d2mUy4 (石川県公式YouTubeチャンネル)
世界農業遺産国際会議2021とは
令和3(2021)年は、石川県の「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されて10年の節目を迎えることから、国際機関や世界農業遺産地域の関係者等が一堂に会する国際会議を能登で開催しました。 今回の会議では、新型コロナウイルス感染症対策のため、海外からはオンラインでの登壇となりましたが、「能登の里山里海」のこれまでの取組・成果や、世界農業遺産の有する価値を改めて国内外に広く発信しました。
開催委員会について
「世界農業遺産国際会議2021」開催委員会は、石川県、農林水産省、国連食糧農業機関(FAO)、国連大学サステイナビリティ高等研究所、能登地域GIAHS推進協議会が協力連携し、世界農業遺産国際会議2021を開催するために、令和3年6月に組織されました。
<「世界農業遺産国際会議2021」開催委員会名簿> 令和3年7月1日現在
役 職
職 名
氏 名
委 員 長
石川県知事
谷本 正憲
副委員長
国連大学サステイナビリティ高等研究所客員教授 /世界農業遺産等専門家会議委員長 国連食糧農業機関駐日連絡事務所長 農林水産省農村振興局鳥獣対策・農村環境課長 能登地域GIAHS推進協議会会長(中能登町長) 七尾市長
武内 和彦 日比 絵里子 藤河 正英 宮下 為幸 茶谷 義隆
委 員
輪島市長 珠洲市長 羽咋市長 志賀町長 宝達志水町長 穴水町長 能登町長
梶 文秋 泉谷 満寿裕 岸 博一 小泉 勝 寳達 典久 石川 宣雄 大森 凡世
監 事
石川県農業協同組合中央会会長 能登半島広域観光協会理事長
西沢 耕一 谷口 和守
オブザーバー
農林水産省北陸農政局長 佐渡市長
石川 善成 渡辺 竜五